ART WORK“刹那作品”

被災体験から感じ、武士道から学ぶ「一瞬を生きる」ということ。
「いまを生きる」をアートコンセプトに掲げ制作してきた言霊作品、そして昨年NYで発表した「武士道作品」は日本人として日本の精神を絵画として表現し、NY個展「武士の一太刀」は武士道という 日本文化特有の美意識そして思想を宿しTOSHIKI HAYASAKAの代表的作品となった。今個展を通じて武士道という日本人特有の精神をさらに紐解き、国境や人種、年齢や性別に関係なく「いまを生きる」というアートコンセプトに基づき“個展『刹那』”とし、命の煌めきとその美しさを伝える。
現代社会は便利になった反面、物質至上主義など悪い意味で変わってしまった部分もある。物質面では何不自由無く暮らせるようになった今だからこそ、精神面で「武士道」を改めて考えることが必要であると考える。日常生活から、立ち振る舞いそのものに美を現した日本の美徳とし、さらに武士道は古めかしい道徳ではなく、いまなお力と美の対象として心の中に生きている。
それは、死を覚悟していれば逆に限られた生を大事にするということだと考えられる。
言い換えるならば、私のアートコンセプトにあたる「今を生きる」ということになる。
私の作品を通じ、ひとりひとりの生き方や在り方を考えるひとつのきっかけとなり 「自己の本性」を得ることは自身の命と向き合う扉となり武士道こそが日本人の精神的支柱であり世界に紹介することが日本のためにもなり、かつ、今必要だと考える。
一瞬に徹することの大切さ。一瞬を積み重ねて一生となることへの気づき。
この一瞬を懸命に生きることの美しさを「刹那」的瞬間であり、刹那的瞬間は誰しもが感じている。
その「刹那」的瞬間を絵画の世界に落とし込み感情と情緒、心奥底に感動を与える。

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